うつ病は現代病とされているけどどうして?
そもそも現代病とは、現代ならではの生活習慣や、生活環境が原因となって起こる病気の総称で、病名ではありません。
古代からあったとされている「うつ病」が現代病とされる原因は主に2つあります。
現代ならではのストレスが原因となっていることと、世の中でうつ病が広く認識されてくるようになったことです。
まず、現代ならではのストレスについて検証してみましょう。
現代人は時間に追われています。
社会人なら、朝食もそこそこに満員電車での通勤。
通勤中にもPCやタブレットを覗いている人を見かけませんか?
会社に着けば社内会議に外部のクレーム対応、夜にはお付合いのお酒……次から次へとストレスがかかってきます。
学生の場合はどうでしょう?
試験で振り分けられる現代社会に対応するため、その時代にしかできない自由な時間を楽しむことができていないのではありませんか。
小学生なら友人と遊んでも、ただ一緒にいるだけで、一人ひとりがゲームに夢中になって会話をしていなかったり、人付き合いが苦手になっていると言えるのです。
こんのような生活で、知らず知らずに溜まったストレスに耐えきれなくなって発症するのがうつ病です。
これが、現代病の一つと言われる所以です。
そしてもう一つ、うつ病が現代病といわれるのは、今までは単なる「なまけ」「ねくら」「ひきこもり」などで片付けられてきたうつ病が社会的に認められてきて、
病院で治療する人が年々増加していることにあります。