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うつ病は生活習慣とかかわりがあるというけど本当?

うつ病は、脳の中の神経の伝達がうまくいかなくなるなどの脳の機能の異常によって起こる病気です。
ですから、生活習慣が原因の病気ではありません。

しかし、まったく関係ないかと言えば、そうとも言い切れません。
というのは、うつ病は、その人が遺伝等で元々持っている「うつ病になりやすい性質や性格」と、「環境的な要因によるストレス」が関係して、
脳の機能に異常をきたしていると言われているからです。

環境的な要因の一つに生活習慣があります。
例えば、仕事漬けの生活、喫煙習慣、ストレスを発散させようとして過度の飲酒をする、運動不足などで生活習慣病になり、それが誘因でうつ病になることだってあるのです。

特に、生活習慣に起因するがんや糖尿病などの慢性の病気の場合は、身体の不調や痛み、生活の変化、経済的な負担などがストレスとなって、うつ病に進んでしまうことがあります。
そして、うつ病を併発することで、さらに体調や痛みが悪くなるという負のスパイラルも起こります。

こう考えると、うつ病は生活習慣と大きなかかわりがあることになりますね。
そこで、自分の生活習慣を改善することで、間接的にうつ病を防ぐことにつながると言えます。
規則正しい食生活や十分な睡眠、適度の運動を心がけてみませんか!

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